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超臨界流体の話 (U)

超臨界流体( Supercritical Fluid; SCF )とは、一般に臨界温度( Tc )と臨界圧力 ( Pc )を超えた非凝縮性高密度流体と定義されます。

常圧の気体がほとんど物質溶解性を示さないのに対し、超臨界流体は適度な溶解性を示し、また反応速度が増大するなどの特異的な性質を示すため、分離や反応の為の新しい溶媒として期待が集まり多くの分野で研究が進んでいます。

例えばCO2の臨界点は31℃、7.38Mpaと条件が緩やかです。親油性物質に対する溶解度が高く、油脂や香味成分の抽出等に適する等の性質があり、食品や有機合成反応の分野では特に研究開発が進んでいます。

一方、H2Oは臨界点が374.1℃、22.12Mpaと過酷な条件です。それでも研究が盛んに行われるのは、水及び水溶液の魅力的な特性があるからです。圧力と温度ならびに溶質の種類と濃度を変えることによって、イオン反応場からラジカル反応場までの広い領域に渡りほとんどすべての反応場に選択的適性を持たせることが出来るからです。蒸気相では油分と相互溶解し、水溶液相では加水分解やイオンの複分解の好適場となり、超臨界域ではこれらの性質を、温度圧力を制御して連続変化させることができるのです。このことから分離,抽出などの分野への大きな可能性を秘めています。

さらに、高温高圧水は有機物の分解に特に優れた性質を有します。超臨界水では微量の酸化剤を加えるだけで強力な酸化力を示し、有機物が高速で酸化分解されます。これにより、環境問題を引き起こす各種有害物質の処理の分野等でも研究が行われているのです。

超臨界水を用いる実験は日本では1990年代に始められたばかりであり、その臨界条件の過酷さもあって、まださまざまな研究機関やメーカーの研究者の手で実験が盛んに行われています。

弊社のSCWシリーズは、水の臨界点をはるかに超え、超々臨界状態までも実験可能な超高温・超高圧用リアクターです。基礎実験用として流通式・バッチ式のリアクターを当社の技術により廉価で研究者の方へご提供することが出来るようになりました。超臨界水の基礎実験に是非ご利用ください。

超臨界水実験の場がほしいそんなご要望のお客様は弊社までご一報願います。

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